プロテックMDとは

プロテックMDとは

プロテックMDの原理

プロテックMDは全体重の6割と言われている上半身をかかえ上げた状態で固定、腰椎に上半身の重さがかからない(椎間板内圧を下げた)状態を保ちながら腰部・下肢部等の運動療法・モビライゼーションが行えます。

この方式は浅層筋から深層筋まで万遍なくストレッチングされるため、各部の筋肉の緊張がとれ、血流を促進させます。

プロテックMDは試作段階で、2000年8月に米国サンディエゴで行なわれた、国際人間工学会で、新方式の腰椎免荷治療装置として「旧労働省産業医学総合研究所(医学博士 城内博)・現日本大学教授」より発表されました。

また上半身を抱え上げただけの治療法は「1993年より行われた、ミネアポリス大学の腰痛治療臨床試験の結果、腰痛患者1,129名中92.9%の患者に、「この方式の腰痛治療が非常に有効である」と報告されました。

プロテックMDの特長

吊り下げているだけでも効果的。治療部位に合わせて脚の高さを調節して約10分。高い治療効果と簡単操作が特長です。

プロテックMDの特長

【特長1】左右の脚の高さを変えることによって、腰椎の治療部位を選べ、集中的に効かせることができます。

【特長2】患者様が治療に横臥姿勢をとらないので無理がなく、安全な治療装置としてお使いいただけます。特に急性腰痛症の患者様はベッドに横にならず治療ができるので喜ばれています。

【特長3】プロテックを採用された先生方へのアンケート結果では、93%が有効と回答しています。さらに治療効果があると答えた先生方の3人に1人は、全くモビライゼーションを実施していません。つまり椎間板内圧を下げるだけで効果があると考えられます。

プロテックMDの効果

腰痛患部の体温変化。ストレッチングの効果は医学的に検証されています。

プロテックMDの効果

48歳(会社員)椎間板症。週に2~3回輸入貨物のコンテナ降ろしがあり、手作業で行うので腰痛が慢性化している。サーモグラフィ測定の際には運動療法を行わず、静止状態で単純に免荷のみを15分間施行。血流の促進が見られる。

 

【医師による所見】
・血流量が増加し、皮膚温度上昇をもたらし筋肉疲労を回復させます。(Dr Kageyama他)
・血流量の促進は、発痛・疼痛物質の生成を抑制し筋肉痛を緩和する。(Dr Moritani他)
・筋緊張緩和が筋電図上で確認されている。(Dr Vries他)
・可動域(柔軟性)に著明な改善がみられた。(Dr Bandy 他)
・筋紡錘の各筋肉に作用する反応をスムーズに促し、筋断裂を防止する。(Dr Mortimer他)

プロテックMDの使い方

椎間板内圧を下げた状態で運動療法ができる。深層筋までモビライゼーションストレッチができる。患者様の症状に合わせて先生方の手技・運動療法を行うと、より効果的です。

プロテックMDの使い方

股関節の屈伸運動、開排運動、腰椎・骨盤の回旋運動やハムストリングの伸長などを患者様ご自身で行なうことにより、腰椎周辺(浅層筋から深層筋に至るまで)の血流循環を促進し、筋力・周辺組織を向上させることで、腰部から臀部、股関節の痛みを軽減させます。

プロテックMDの仕様

新聞紙1枚分の省スペースに設置可能。

プロテックMDの仕様

重量80kg
電源100V(50Hz/60Hz)
最大治療可能体重200kg
材質ステンレス、アルミ、牛革、ウレタン、PVC
クラス分類クラスI機器 管理医療機器 特定保守管理医療機器
JMDNコード35519001