腰痛治療について
米国医療政策研究所(AHCPR)が作成した『成人の急性腰痛治療ガイドライン』の中では、強制牽引を含めた一般的に広く行われているほとんどの腰痛治療法に科学的根拠となる裏付けがないとされています。 その中で、効果的であることが証明され、現代の腰痛治療の主流として、脊椎回旋運動を合わせた脊椎マニピュレーション(脊椎MA)を強く推奨しています。
ただし、脊椎MAを行えるのは急性腰痛発症後、激しい痛みの治まる数日後になることから、患者さんにとって、その期間が辛いことは想像に難くありません。
そこで、“間をおかず筋緊張と傷みを軽減”させて、“脊椎MAを施す”という効果を追究した治療装置。それが腰椎免荷治療装置プロテックMDです。
重力による腰椎にかかる上半身の重さを取り除いた状態で、なおかつ、同時に運動療法を行う2つの治療を可能にした根本治療。
急性腰痛の患者さまの多くが、脇を抱えられて来院されたり、松葉杖を使えば自力で動けたりすることから、腰に負担をかけている上半身の重さを取り除く方向で研究が進められました。
腰椎免荷治療は、1970年代にヨーロッパで考案され、70~80年代にアメリカでプログラム化され、90年代に日本で完成されました。 現在では日本から逆輸入され欧米腰痛治療のスタンダードになりつつあります。
二足歩行である人類にとって体重の約6割に相当する上半身による腰椎の圧迫が、腰痛の大きな原因になるといわれています。 ベッドに横になったりプールに浮かぶと楽になることからも、その影響が分かります。 さらに、その痛みによる運動の回避が筋力の低下をまねき、腰痛のスパイラルに陥るといわれています。
牽引装置の役割に留まらない、高い著効率。慢性に加え、急性腰痛に特に高い効果を発揮します。
慢性腰痛治療 | 急性腰痛治療 | |
---|---|---|
牽引 | 運動療法不可 | 使用困難 |
免荷 | 免荷しながら運動 (免荷+運動療法) | 効果大 |
「身体が楽になって、歩きやすかった。」
「腰、足とも軽くなった感じがする。」
「非常に楽になった感じがする。」
「治療中は体がかるくなった。上半身を軽くした方が楽だと思った。おもしろかった。」
「身体の動きが良くなった。腰への負担が少し無くなった気がする。」
「気持良い。腰がまっすぐなったような気がする。」